2009 年 5 月 9 日
ディープインパクト
ディープインパクトのレーススタイル
後方待機からの追い込みが勝利のパターンである。
道中は中団から後方につけ、4コーナーから一気にまくりあげて他馬をごぼう抜きすることも稀ではなかった。
特にスローペースのジャパンカップでは道中最後方から追い上げて勝利した。
ディープインパクトの強みは優れた瞬発力とスピード、そして持続力である。
実際、上がり3ハロンのタイムは日本国内のレースでは全レースで出走馬中最速であり、
東京優駿(当時)、菊花賞、天皇賞(春)、ジャパンカップ、有馬記念(4歳時)等ではレース史上最速であった。
また、天皇賞(春)では残り600m付近から先頭に立ってそのまま押し切ったことからわかるように、
スピードをかなりの間持続することができる持続力の高さも持っていた。
反面、ほかの馬と馬体を併せるレースとなった弥生賞と凱旋門賞では、直線であまり伸びなかった。
実際、弥生賞ではクビ差とディープインパクトにしては僅差での勝利、凱旋門賞では3位入線と敗れている。
凱旋門賞の敗因にはさまざまな考察があるが、調教助手の池江敏行は、
「馬体を併せると、本気で走らない気がする」とディープインパクトの引退後に語っている。
武豊も自身の「武豊TV!」内の2006年有馬記念を回顧する回において、
「弥生賞や負けた有馬記念、そして凱旋門賞と馬体を併せる形になったレースでは伸びなかった。
勝ったレースは全て大外から一気に馬を抜き去り圧勝した。
はっきりした事は分からないし断言できないが、馬体を合わせると物見(馬を見る)をする。
相手に合わせて走ってしまう。
反面、単走やそれに近い状況なら、調教でもレースでも力を発揮した。
ジャパンカップ前に自ら志願して、初めて単走で追い切ったのはその為」と語った。